シリーズ授業改善 スキー
- 公開日
- 2024/02/22
- 更新日
- 2024/02/22
学校日記
学 年 1・2年生 教科 保健体育
単元名 スキー(クロスカントリー)
授業者 江村 浩一
◇単元構想
スキーは、アルペン、ノルディック(クロスカントリー・ジャンプ・ノルディックコンバインド)、クロス、フリースタイル、モーグル、ハーフパイプなどなど多種多様な滑りのスタイルがあります。
本校では、クロスカントリースキー板と関連のブーツ、ストックを使用して、主にノルディック競技のフリーテクニック走法を学習しています。
究極のバランススポーツと言われるスキーは、スキー板の上でいかにバランスをとり効率よく走らせるか(滑らせるか)が課題です。
生徒は、幼少期から雪に親しみスキーをしています。小学校6年間で、基礎基本の技術を身に付けている生徒にどうアプローチしていくかが見どころです。ズバリ、スキーの楽しさをどう伝えるかということになります。
◇対話のある学び
雪上ではキャー、キャーとにぎやかな声が聞こえてきます。滑ること自体が楽しいのです。滑る感覚を楽しみ、仲間とその感覚を共有する姿がありました。ワクワクとニコニコを生み出す授業が自然とできています。そこには、私語や無駄口は一切ありません。
授業者の声がけは受容的でオープン性に満ちています。授業者の指示は少なくても、生徒が主体的に活動し、仲間と授業に関連した対話をしていました。
このような授業を支える大きな要因は、環境と経験だということに気づきます。この恵まれた環境と幼少期からの経験がこの授業を創り出しているのでしょう。
◇ICT活用
今日の授業ではICTの活用はありませんでした。(活用の必要がありませんでした)。今後は、個別に深めたい技術やフォームづくり等で活用するとよいと感じます。
◇その他
授業者は、クロスカントリースキー競技のオーソリティですが、指導スタンスは部活動の場面でも授業でも変わりありません。生徒が主役の活動、受容的な態度、謙虚な姿勢、授業者の人間性を感じる授業でした。