シリーズ授業改善 数学科
- 公開日
- 2023/12/06
- 更新日
- 2023/12/06
学校日記
各教科・領域の授業をシリーズで紹介しています。
クラス 3年A組
単元名 相似な図形
授業者 青木 崇
◇単元構想
本単元は、「相似な図形」「平行線と比」「相似な図形の面積と体積」の3つの節からなり、それぞれが異なる数学的な価値を含んでいます。指導にあたっては、子どもがその価値を実感し、知識・技能の定着につながるように、比の計算や三角形の合同条件、平行四辺形になる条件、証明の仕組みなどの既習事項の定着を確認し、必要に応じて復習をしながら単元の学習を行います。また、問題発見・解決の過程を意識した授業を行い、結果だけでなく、解決までのプロセスに重点を置きます。さらに、問題を解決したらそれで終わりではなく、そこから新しい課題を自ら見いだし、解決していこうとする態度を身に付けさせたいと考えています。
◇対話のある学び
授業は終始、受容的な雰囲気で進んでいました。話し合い活動がスムーズに行われるオープン性が高い教室です。
問いに対して子どもが考え出すタイミングで「相談タイム」を入れて仲間と相談する時間を設けていました。子どもたちは自然に小集団になって自分の意見を言ったり教え合ったりしていました。絶妙なタイミングで子どもたちは対話のある学びを展開していました。
◇ICT活用
授業者は、ICTの活用をどの単元のどの場面で使うか吟味しています。デジタル教科書の活用も含め、ICTの活用について研究をしているそうです。子どもの意欲を引き出し、個別最適な学びに向けて効果的な活用を期待します。
本時は、ICTの活用はしないで板書で勝負していました。左から右へ、黒板を6分割してとも見やすく、ノートしやすい板書でした。
◇その他、授業者が心がけていること
・授業の終末(まとめ)の時間をしっかり確保し、振り返りと宿題の内容を理解させること。
・指名して回答させるときは、事前に順番等を決めて心の準備をさせること。
・学習の積み重ねを大切にして、過去の学習内容を確認しながら新しい単元に入ること。