全校朝会で、テスト勉強で頑張っている生徒にこんな話をしました。「校長は、先生方にお願いをしました。皆さんに、何のために勉強しているのかを説明して理解させてください、ということです。高校合格やテストでいい点を取るためということではありません。我慢することを覚えるため、なんてことでもないです。今学んでいる内容は、社会でどう役立っているのか、将来どんな場面で役に立つのかという理由です。勉強はやらされていてもつまらないし身に付かない。本来学習は、自分で目的を見つけ、自分のために前向きにやるべきことです。世の中のこんなところに役立っているのかとか、大人になったこんな時に役立つのだとかを理解すると、自主的・意欲的に学べると思うからです。また、「何のために？」と考えていくと同時に、興味ある分野、好きなこと、将来なりたい職業や適性を探してほしいと思うからです。「先生、これは何のために学んでいるのですか？」と、遠慮なく質問してみてください。」という内容です。
　実は、先生方もいい加減なことは言えないので、それに正しく答えるためにはしっかりと勉強して答えなければなりません。先生に勉強してもらうことは、校長の仕事の一つです。テスト前、生徒だけでなく、先生も一緒に勉強しています。
　写真は左：校長講話、中：姿勢よく聞いている生徒、右：第13回北ロータリー杯で優勝し、表彰された野球部１年生