以下は、６日の全校朝会の講話の内容です（長文ですみません）。
　最近雑誌で、「たのしんどい」という言葉を目にしました。「楽しい」と「しんどい」を掛け合わせた言葉です（写真：左）。反対の言葉のように感じますが、皆さんも経験があると思います。例えば勉強。しんどいけど、できる分かるようになるとうれしい、問題を解くのが楽しくなった。例えば部活。体力的にはしんどいけど、仲間と一緒に頑張れるから楽しい。
　もし、常に「楽に」を選択の最優先にして生きていったら、おそらく何もできない、能力もない人になってしまうのではないでしょうか。楽に楽しいだけで生きていけないことも、中学生の君たちならもう分かっていると思います。
　ですから、中学生のうちに、「たのしんどい」経験をいっぱいして、それを乗り越える強さを身に付け、自分を鍛えておかないと、大人になってから壁にぶち当たったときに大変なのだろうと思います。しかし、「しんどい」だけだとつらいし、やる気もなくなる。長続きさせるために、「たのしんどい」は大切です。
１：「しんどい」ことからすぐに逃げないで、やり方を工夫して挑戦してみること。
２：「しんどい」ことの中にも楽しいを見つけ、ポジティブに考えるようになること。
３：ただし、本当にしんどくてダメだったら、「しんどい」と声に出して、友達、親、先生を頼ること。
　このような前向きでしなやかな生き方、考え方を身に付けてほしいと思います。水中の教育目標「豊かな心　やり抜く力」の秘訣「たのしんどい」を、覚えておいてください。
（写真中、右：３日、定期テストが終わった瞬間。「たのしんどい」を乗り越えた素敵な笑顔。）