こども野鳥の会に参加して
- 公開日
- 2023/11/13
- 更新日
- 2023/11/13
学園長ブログ
4月から毎月1回行われてきた「こども野鳥の会」。先週土曜日をもって今年の活動を終えました。朝8時からの活動にはまつのやま学園以外の学校からも何人かご家族の参加がありました。
私は鳥には全くうとく、毎回参加しておきながら少しも鳥に詳しくならずに申し訳ありません。ちょっと見たり、鳴き声を聞いたりしただけで、鳥の種類が分かる指導者の方はすごいと思います。私は毎回ついていくだけ。鳥の観察より、手持ちぶさたな子どもたちの相手をすることが私の主な仕事でした。
私にはもう一つ自分で決めた仕事がありました。それは野鳥を観察しながら道路に落ちているごみを拾うことです。観察のための双眼鏡の他に毎回トングとビニール袋を持っていきました。せっかく道路を歩くのですから、少しでもきれいにしたいという思いからです。
ホップ期の遠足の際も、歩きながらごみを拾いました。ところが今年の秋の遠足の際、うっかりトングとビニール袋を持っていくのを忘れてしまいました。せっかく大松山の山頂まで歩くのにと悔やんでいたら、子どもたちが自分のビニール袋を分けてくれました。さらに嬉しいことに、ビニール袋を持って自主的にごみを拾いながら歩く子が3人もいました。落ちているごみを見つけると我先に拾おうとします。目的地に着く頃には、子どもたちの袋の中にもごみがたまっていました。
松之山の豊かな自然のおかげで、動物や鳥や虫たちが生息できます。私たち人間の出すごみでこうした生き物の生息する環境を汚したくありません。私のそんな思いを共有してくれる子どもたちに感謝します。野鳥の会に参加しておきながら、鳥のことには詳しくなりませんでしたが、松之山での活動を通してこの地の自然が大好きになりました。野鳥の会の皆様、素晴らしい機会を与えてくださりありがとうございました。できれば一人でも多くの子どもたちに参加してもらい、松之山の自然の素晴らしさを感じてほしいと思います。でも、あんまりたくさん集まるとにぎやかになって、鳥が逃げていってしまうかもしれませんね。