シリーズまつのやま学園の学び 授業改善
- 公開日
- 2024/11/20
- 更新日
- 2024/11/22
できごと
9年生数学の授業です。
単元名 相似な図形「ピザをいくらで売ったらよいか」
今日の授業のねらいは、「МサイズのピザとLサイズのピザを相似な図形にとらえ、面積比または体積比を使って適切な値段設定ができるようになる」です。
授業者は、子どもの考えが深まった姿を、ピザのサイズアップは、面積比または体積比と関係があり、相似比の2乗または3乗に等しくなるよう値段設定し、その理由を考えたり、より適切な大きさや値段を考えることができる。と捉えました。
さて、ここで問題です。主発問「直径20㎝のМサイズピザを1200円で販売しているお店が、直径30㎝のLサイズピザを新しく販売したい。値段をいくらに
設定すればいいだろうか。また、直径は何㎝に設定すればいいだろうか。」この問題に対して子どもたちはいくつももの回答を導き出していました。
直径が1.5倍だから、値段も1.5倍で、1800円で売る。この回答はいかがでしょうか?そうですね、これではお店の利益が出ません。
・ 本時のねらいは、子どもが既に学んだ「相似」を思い出すことによって達成されていました。途中、授業者が子どもに有効な手立てをしていました。
・ 授業改善のポイントは、「単元構想」「対話のある学び」「ICT活用」が軸になります。タブレット及び共有するアプリ等は言うまでもありません、普通に使いこなしています。
・ なんといっても少人数の強みです。素晴らしい力量を備えた教員でも、35人と対すのと10人以下では、圧倒的に個別最適な学びがここでは実現できています。学力向上の最短距離は個への指導です。
・ 子どもと授業者の関係、受容性、この信頼関係があって授業は成り立つのだと改めて感じました。