まつのやまブログ

しみわたり 春のよう

公開日
2025/12/19
更新日
2025/12/19

学園長ブログ

 5年生が、いつものように外で遊んでいます。


 夜間の冷え込みで雪の表面が固まり、人が雪に沈まずに歩いて渡れることを ※「しみわたり」 と言います。雪国の方言かもしれません。※ しみ;凍みる わたり;渡る・歩く

 春によくあるこのしみわたりができる状況ですが、12月のこの時期には珍しいことです。この時期に新雪でないことは・・・、心配ごとでもあります。地元の松之山温泉スキー場での初滑りは、もう少し先になりそうです。


 子どもたちは、少し硬い雪の感触を確かめるかのように「しみわたりできるね」と喜んでいます。そんな何気ない言葉のやり取りから、雪国で暮らす知恵と感覚が息づいていることを感じます。雪は、ときに大変さや怖さを伴いますが、同時に多くの気付きや学びを与えてくれます。


 雪の変化を体感し、自然と向き合う毎日。これもまた、まつのやま学園ならではの雪育の一場面です。