スキー学習の教育的効果
- 公開日
- 2025/01/23
- 更新日
- 2025/01/23
できごと
本学園のスキー学習は、アルペンスキーとノルディックスキー(クロスカントリー、ジャンプ)をバランスよく取り入れています。今日のホップ期(小1~4年)アルペンスキー学習を体験し、感じたことを記します。
身体的発達では、究極のバランススポーツと言われるように、バランス感覚と運動能力を向上させます。また、有酸素運動と無酸素運動が組み合わさって持久力と瞬発力を養います。
心理的成長では、チャレンジ精神と自信を向上し、自己肯定感を高めます。「あっ、転ばなかった」「あー、曲がれるようになった」です。また、身支度や用具の準備を自分でしなくてはなりません。多くのギアの準備は相当なストレスですが、準備の先にある滑る喜びが子どもを次の行動に誘います。「自分でできたよ」「手伝ってくれてありがとう」です。さらに、大けがや大事故につながることもあるので、ルールやマナーの尊守は危機管理能力や安全を確保するスキルが育ちます。
問題解決能力では、変化する雪質や天候などの自然環境に自分の心身ををフィットさせ、滑り方やスピードなどを判断する柔軟な思考力やその場で何とかする力を強力に養います。今日は、ハードパックされた雪質でしたが、子どもたちはスキーを走らせすぎることなく、スピードを上手にコントロールしていました。
アルペンスキーは単なるスポーツではなく、子どもの総合的な成長を促す教育的な活動として位置付けられます。