まつのやまブログ

スキー学習の教育的効果その2

公開日
2025/02/13
更新日
2025/02/13

できごと



 今回は、クロスカントリースキーについて記します。

 今日は、「バランスをとる」「滑る」「滑らせる」「カーブする・蹴る」「押す」「体重移動する」「登る」などの基礎的技能の要素がてんこ盛りのスキー学習でした。学年や習熟度に応じたすばらしい指導プログラムでした。これは、子どもたち幸せです。


 さて、クロスカントリースキーは 

 身体的発達では、全身運動であり、特に心肺機能の向上や筋力の向上、脚力、体幹、腕の筋力などをバランスよく鍛えることができます。また、不安定な雪上で細いスキー板、踵の浮くビンディングなど、バランス感覚も向上させます。

 心理的成長では、長距離を滑ることで最後までやり抜く力が養われます。チャレンジ精神と自信を向上し、自己肯定感を高めます。「あっ、転ばなかった」「あー、最後まで滑れた」です。また、身支度や用具の準備を自分でしなくてはなりません。準備の先にある喜びが子どもを次の行動に誘います。「自分一人でできた!」「あきらめないでできた!」です。

 変化する雪質や天候などの自然環境に自分の心身ををフィットさせ、滑りや登りなどを判断する柔軟な思考力やその場で何とかする力を強力に養います。

 クロスカントリースキーは、単なるスポーツではなく、子どもの総合的な成長を促す教育的な活動として位置付けられます。